こんにちは。バラ部の竹内です。
うちの近所のオレンジ色のバラの花がちゃんと開いたので、
このバラが何というバラか
いよいよ追及をする時が来ました (笑)!
さて、品種を特定するのに必要なこのバラの特徴を整理しましょう。
①鮮やかなオレンジ色の花で、花径は10センチほど。
②花の形は高芯咲き。
③葉は濃い緑色で光沢があるが、形は平均的なもの。
④房咲きではなく1輪咲きである。
オレンジ色のバラは
ピンクやイエローなどに比べて品種の数が少ないので、
これらの特徴を追っていけば必ず特定できると思います!!!
まずはオレンジ色のバラと検索をして
似通ったバラがないか調べていきます。
が、オレンジ色のバラは少ないとはいえ、
意外と似通った花を探すだけで
かなり絞り込めてしまいました。
拍子抜けするくらいです・・・(笑)。
まずはこちら。
レディー・オブ・シャーロットです。
デビッド・オースチンのバラで
強健種で評判の良いバラだそうです。
近所のバラに比べオレンジが淡いのかな??というのと、
葉っぱに艶が無いのが気になります。
レディー・オブ・シャーロットを良く調べてみますと、
・直立性のシュラブである
・花は八重咲!?、
・花径は5センチの小輪!!
と出ていました。
これは明らかに違いますね。
写真の感じだとよく似てはいますけどね・・・。
では次の候補です。
モニカです。
咲き出した時の花の形がそっくりですし、
葉の形や色艶もよく似ています。
ではモニカを調べてみましょう。
・明るいオレンジ色の整った剣弁高芯咲き
・一輪咲きで枝は真っ直ぐに伸長する
・葉は大ぶりな濃緑色で光沢のある照葉
・樹勢が強く直立性の枝は180センチにも及ぶ
花の形、葉の感じはかなり近いですね!
しかし樹勢の部分が気になります。
近所のバラはそれほど枝が真っ直ぐに伸びているとは感じなかったんですよね。
それと、花の形も咲き出しは似ているのですが、
いまは開いて芯が見えています。
でもモニカの写真でこんなのもありました。
花びらの先端が裏側に巻き込んでいるところなど
そっくりです!!
ん~、あとは樹勢の部分か・・・。
近所のバラの根元付近をこっそりのぞいてみると
元気なシュートが早くも伸び始めていました。
こうして見ると
ハイブリッドティーだと言われるとそうかもしれないって思ってしまいますね・・。
他の枝も真っ直ぐといえば真っ直ぐだし・・。
ということで、
他に候補になりそうなバラも見つからないので、
十中八九、このバラはモニカだと言って間違いないと思います。
オレンジのバラということで
もともと品種が少ない中での探索でしたので
結構簡単に辿り着きましたが、
これがピンクだったら
そうとう特徴のあるバラでない限り品種を当てるのは難しかったでしょうね。
現に、立川モデルハウスにあったバラの中で
最後まで品種が分からなかったピンクのバラが幾つかありました。
なので、後々の為にも
バラの名前は記録に残しておくか
名札をバラにつけておくことをお勧めします。
バラ部でした。