こんにちは。バラ部の竹内です。
今日、新しくバラの苗を2つ取り寄せました。
左がフロリバンダの「プリンセス ヴェール」、
右がハイブリッドティーの「ダイアナ プリンセス オブ ウェールズ」です。
7号鉢の大苗です。
実はここ2年の間に立川モデルハウスのバラが2本枯れてしまい、
その入れ替えのために仕入れました。
本来なら鉢で1シーズン育てて根をしっかりさせてから
地植えした方がより確実なのですが、
諸事情により(?)即!地植えいたします。
裏庭の一角にあるこのバラ、
もともとはピンク色のカップ咲きのバラでしたが、
一昨年枯れてしまい、
今では台木のノイバラがピロ~っと伸びてきているだけです。
すぐ左隣には
フロリバンダのレディー・ヒリンドンがあるので、
それなりの背丈がないとバランスが取れません。
よってここにはハイブリッドティーのダイアナ プリンセス オブ ウェールズを
植えていきます。
まずは元のバラを抜かないとなりません。
10年を超える生きているバラを抜くのは至難の業ですが、
枯れてしまっている上、
なんともひ弱な感じのこのバラは
力をそんなに入れなくても
根こそぎとることが出来ました。

抜いたバラの根っこ
ここまでスコップ等は一切使っていませんよ!
さて、バラの苗を植えるので
次に大きな穴を掘る必要があります。
幅40~50センチ、深さ40~50センチの穴を
頑張って掘っていきます。
これはなかなかの重労働です(笑)。
穴はとにかく深く広く掘った方が
植えた後のバラの生育が良いので、
ここは手を抜かずに頑張りましょう!!!!
次に肥料を穴に仕込みます。
牛糞堆肥、油かす、化成肥料(マグネシウム入り)を同比率で混ぜ、
そこに元の土を合成肥料と同量混ぜます。
それを穴に入れますが、
量的には深さ10センチもあれば大丈夫です。

肥料を入れました
次に元の土を肥料の上にかぶせます。
この土の量でバラの苗を置く高さを決めます。
土を肥料の上にかぶせるのは
バラの根が肥料に直接当たらないようにするためで
とても重要なことです。

土を被せて苗を置く準備が出来ました
いよいよバラの苗を置きます。
鉢からバラをとるときに
なるべく鉢の土が壊れないように注意しましょう!
今回は来たばかりの大苗のため、
土が崩れてしまいました・・・。
ご心配なら、
一度お花を咲かせた後だと
土に根が回って崩れにくくなりますよ!
あとは元の土を穴に入れて均します。
この時に土は水をまいた後にレベルが下がるので、
それを見越して高めに盛っておくと良いですよ。
最後にたっぷり水を撒いて終了です!!

苗植え付け完了
根がぐらつかないように
支柱を立てて固定しておきましょうね。

ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ
このバラはグラデーションの大輪のお花が咲くはずです。
ただ今年1年は花を観賞するというよりも
根をはじめ株を丈夫に大きく育てるのが目的となります。
なので、今年は春以外は花を咲かせず
つぼみの段階で摘んでしまおうと思います。
もう一本は表側の花壇に植えます。
去年の夏までは咲いていたグルース・アン・アーヘンですが、
秋になると突然枯れてしまいました。
こちらも10年以上のバラですが、
根を取るのはそんなにてこずらないかな・・・と思っていたら、
意外とてこずってしまいました(笑)。
ですが、こちらにも苗を植えつけました。
手順は全く同じです。
プリンセス・ヴェールはフロリバンダで
上へというよりは横に広がる樹勢のようです。
左隣にアイスバーグ、右隣にルイ14世と
背が高くないバラが並んでいるので、
バランスとしてはちょうど良いのではないかと思って
選びました。

プリンセス・ヴェール
植えたばかりの苗は根がまだ浅いので
3月いっぱいは
3日に一度くらいの頻度で
水をあげた方が良いそうです。
その後は雨も増えてくるでしょうから
自然のままで良いと思いますが、
晴天が何日も続くようでしたら
時々水を上げるようにしていきます。
しっかりと元気に育つように
心を込めて手入れをしていきたいと思います。
バラ部でした。