こんにちは。バラ部の竹内です。
9月に入り、
台風が大暴れしたのもありましたが、
ようやくこの季節らしい涼しい一日になりました。
さて、ちょっと遅くなってしまいましたが
本日は立川モデルハウスのバラを夏剪定しました。
夏剪定は
春以降に大きくなったバラの樹形を整える目的以外に
とても重要な目的がございます。
それは秋咲きを全種類同時に行わせることなんです。
バラは花ガラが摘まれてから新芽が出て、
その新芽がつぼみをつけて再び花を咲かせますが、
その間の期間が45日なんです。
春の開花は品種によって早咲き、遅咲きとあり、
なかなか同時に全種類咲かないのですが、
この時期はどの品種も成長スピードにさほど差がありませんので、
新芽を出すタイミングさえ合わせてあげれば
理論上はどんな種類のバラでも
花が同時に咲くということになるんですね!!

ハイブリッドティーのティファニー
では、
夏剪定のコツをハイブリッドティーのティファニーでご紹介します。
ご覧のようにこの株は
ツボミがあったり花ガラが残っていたり、
そして新芽が出てきたりと、
なかなか放置されてた感がある状態です (笑)。
まず当然、花ガラは切り取ります。
ツボミは・・・切り取ります。咲かせません!かわいそうですが・・。
新芽は・・・切り取ります。残したら先に花が咲いてしまいます。
ということで、
目安としては樹形の上部1/3くらいか、
それか2番花の枝のところまで切り詰めてしまいます。

切り詰めるときは思い切って!
でもちゃんと芽の子供があることを確認しましょうね!

で、こんな感じになりました。
今日が9月13日(おっと金曜日だ!)なので、
順調にいけば10月下旬に花が咲いてくれることになります。
秋の花は大きくて発色が綺麗になるので、
とても楽しみです!
夏剪定は暑さが残っているうちに行わないとならないので、
今からやろうという方は
この週末までに終わらせましょう!
バラ部でした。